「とにかく教えたい」切り抜き絵師たち25選
特別お題「わたしの推し」
【はじめに】
みなさん、推し活してますか?
仕事や勉強や家事で疲れた身体に染み渡る推しの存在。
そんな癒やしの時間が中々取れない時に助かるのが「切り抜き動画」の存在です。
そんな切り抜き動画にアニメーションがついたり、マンガ形式の動画になったものを手書き切り抜き動画と呼ばれているようです。
普通に配信の面白いシーンをカットしたものよりも、手が凝っているわけなので
新規参入していくのもハードルが高く大変なようです。
新しい手書き切り抜き師さんというのは中々少ない印象で、長く投稿している方が段々とファンを獲得して活動していくようなブランディング形成をされているような気がします。
ということで、
ほぼ網羅したと言っても過言ではないほど、
VTuberの手描き切り抜き動画を投稿されているYou Tubeチャンネルをまとめてご紹介いたします!
結構長いのでご容赦ください!
kage
主に、にじさんじ中心。特に葛葉、アンジュの切り抜きが多いです。
ミニキャラが特徴的でとても可愛い
はとくべ
www.youtube.com主に、にじさんじを中心に、特にクロノア(葛葉、叶)が多数。
ミニキャラというよりも、独特の画風で非常に火畜、叶え隊に人気。
最近だと、うるか(Apexプレイヤー、Streamer)の公式切り抜き動画も投稿している今年からVデビューしたらしいです。
満月はくと (@hakuto_hatocube) | Twitter
ざっくり【Vが好き】
主ににじさんじを中心に、特に、エデン組がデビューしてからの投稿頻度が伸びたので、パタ姉がメイン推し?
ちびキャラが可愛い。森中花咲さんのチャンネルへ動画制作協力もしている。
ものcH.
ばかくん三世
もちみこ
主にホロライブの切り抜き動画。もちもちのほっぺと、くりくりとした目が特徴のデフォルメキャラが可愛い。
はやこじ
手書きイラストを用いた切り抜き動画だけじゃなくて、普通の切り抜き動画も投稿している。
投稿頻度こそは少ないが、ラインスタンプの開発やゲームの開発を行っていたりしていて活動の幅は広い。store-jp.nintendo.com
すとらいる
youtu.be www.youtube.com 主にホロライブの切り抜き動画。
非常に丁寧に作られていて、カット数も多くて本放送で脳内補完されていた部分が補足されているような感覚で楽しく見ることができる。さらに、手書き切り抜きの性質上、60秒以内の動画が多いがこの人の場合は3分以上の動画になっていることもあり制作工数を考えるとびっくりする
もらび
youtu.bewww.youtube.com 主にホロライブの切り抜き動画。
チビキャラが可愛い。この人の描く、もちもちしたあやめちゃんが好き
主にホロライブの切り抜き動画。絶妙なバランスが完璧
ホロライブを知らない人でもオススメしやすいアニメーション切り抜き動画
ナナワレ
主にホロライブの切り抜き動画。ちびキャラが可愛い、漫画形式ではあるが、瞬きや口の動きなど細かいアニメーションがあってクオリティが高い
奈々木あんず
主にホロライブの切り抜き動画。ロリキャラ変換されたホロメンが可愛い。ツイッターにもホロライブ以外のイラストを投稿されているが、絵がうまい
ほろぬま
www.youtube.comwww.youtube.com
主にホロライブの切り抜き動画。
「あずまんが大王」的な画風の手書き切り抜き。
いい意味で作画崩壊するのがホロライブのカオス感とマッチしていて面白い
カイ
主にホロライブの切り抜き動画。
アニメーションのクオリティが高く、ヌルヌル動く。
ちびキャラのホロメンが表情豊かに描かれている
てりたま
www.youtube.comwww.youtube.com主にホロライブの切り抜き動画。
ミニキャラの特性をうまく生かしている。
構図的に頭が画面の大半を占めるわけだから、表情の差分を増やして、多彩に飽きないように魅せている。
とりぷる
しとりん
主にホロライブの切り抜き動画。
サムネが結構シンプルだが、内容はしっかりアニメーションされているのでぜひ観てほしい。構成も4コママンガっぽく、オチがしっかりしていて見やすい。
わかりやすくカテゴライズするなら、まさにアニメではなく「動くマンガ」というような切り抜き動画を投稿している。
Am Holo
主にホロライブの切り抜き動画。
JP組の配信を英語字幕と手書きイラストで切り抜いている。
とにかくネタに全振りしていて、元配信以上に面白い
Vコミ劇場!
DuDuL
主にホロライブの切り抜き動画しっかりとアニメーションになった切り抜き動画。ディズニー的な雰囲気もある
You Tube内の過去作を見る限りでは、アニメやゲームを元としたギャグアニメを制作していたようだが、しばらく投稿の間が空いていて、ホロライブENのぐらちゃんが登場してから再び動画を投稿している。
ホロライブというのはクリエイターの火が再燃するようなエネルギーを貰える存在なのかもしれない。
【おわりに】
いかがだったでしょうか?
あまりにも数が多いので、紹介も簡潔になってしまいましたが
それぞれの動画は短いので、ぜひ一度観てみてください!
最後に余談となりますが、手描き切り抜きというジャンルの魅力について書いてみようかなと思います。
まず、手描き切り抜き動画の特徴として
キャラの立ち絵とゲームや話の内容が、世界観を一緒に動かして魅せれる。
やはり、
VTuberの配信というのはアバターがあって背景にゲームがあったり、
雑談配信でも余り動けないアバターが立っているだけ、ということもあり
「アニメはみるけどVTuberが受け入れられない。」という方にも受け入れやすくなる。
そんな間口になってくれる役割が手描き切り抜きにはあるのではないでしょうか?
例えば、
エイペックスなどFPSゲームの配信では、実際に銃を持っているのは配信者自身ではなくて、ゲーム内のキャラクターなわけですが
手描き切り抜きでは、それを一緒に混ぜてしまうことができて
ライバー自身が銃を持って戦場を駆け回っている姿を描くことができるわけです。
これは、ゲームをモチーフにした作品に昇華してくれているわけなので、VTuberのファンだけでなく、プレイしているゲーム自体のファンにもアプローチできる作品になる強みがあります。
雑談メインの配信でも、
視聴者が想像して補完していた部分を表現されている手描き切り抜き動画をみると、作者の技術に感動を覚えると共に、パズルがようやく完成したときのような高揚感があります。
そのような効果もあってか、
「にじさんじ」の公式チャンネルでは、クリエイターを発掘して手描き切り抜き動画作品をつくってもらい、公式から投稿しています。
この方法は、クリエイター発掘だけでなく
にじさんじではグッツの制作販売も行っているので、関係性が生まれて他の依頼もしやすくなる。というメリットもあるのではないかと考えます。
にじさんじの公式手描き切り抜き動画の看板クリエイターともいえる「うちさ」さんですが、過去には企業とのコラボグッズのイラスト制作も行っています。*1
非公式で活動していた成果が、公式に認められる形で活動、そして仕事にも繋がるというのはクリエイターから見れば未来がある話ではありますし、
カスタマーにとっても公式から供給されるコンテンツが豊富になるので良い循環になるのではないかと考えます。
一方でVTuber大手の一対「ホロライブ」では、
自社で開発した3Dモデルを使って、アニメーションを制作してYou Tube上で投稿しています。
海外のファンを取り込もうとホロライブは初期から努めている印象があり、
それがホロライブChina、Indonesia、Englishグループの発足、公式Redditの開設、などがありました。
それを踏まえて、マンガ形式の切り抜き動画ではなく、日本語がわからなくてもキャラクターの動きで伝わるような「3Dアニメーション」という表現を選択したのではないかと推測します。
アニメの内容もストーリーをメインにしたものは少なくリアクション重視のギャグ回が多く(あっても、ホラー回くらい)、字幕もインドネシア、スペイン、英語、日本語としっかりカバーしているので、「日本から世界へ」というのを意識されているのがわかります。
結果として、公式動画のコメント欄も日本語ユーザーよりも日本国語以外のユーザーが多いのがその効果を示しているのではないでしょうか。
さらには、ホロライブをメインにした作品を投稿している手描き切り抜き絵師さんは、英語字幕をつけた動画を投稿するための別チャンネルを運営されていることが多いです。
このことからも、ホロライブという箱の国外ファンの大きさを図ることも出来ます。
もう一つ、
新規ファンを獲得するために努力していたVTuberグループとして
「あにまーれ」「ハニーストラップ」などを運営する「774inc.」があります。
方向性としてはちょっと変わってきますが、You Tubeでよく見る、マンガ形式の「ランキング動画」「もしもネタ動画」「あるあるネタ動画」のような形式の動画を制作し、自社のタレントを声優として起用して新規ファンを獲得しようとチャンネル運営をしています。
有名ドコロだと「フェルミ研究所」のような形式の動画です。
しかしながら、一年前と今ではYou Tubeのアルゴリズムも大きく変わったことや、同様なテーマでチャンネル運営をしていたところが廃れていき、今では「ランキング系動画」や「もしもネタ」の人気がYou Tubeから消えていっている印象です……
この手のネタは量産がしやすく、なおかつ動画は素人でも制作でき、ちょっと小銭を稼ぎたい人が手を出しやすかった部分ではあったので、おそらく作品が飽和してきた状態なのだと推測しています。
かなり、話が逸れましたが
コンテンツ制作というのは、制作してポイッと投げるだけでなく、同時に運営もしなくてはならない時代なのでさらに大変な時代になってしまったなぁ。。。というお話でした。