退け、美しい絵が見えないだろう「ブレードランナー2049」
アマプラで映画みて感想書いてる
Huluはこちらnageyari.hateblo.jp
どけ、美しい絵が見えないだろう。
サイバーパンク2077をプレイ済で、あらゆる点でオマージュ元ともいわれている、映画をみてみた
シリーズというか、今回見たのは前作のリバイバル版みたいなポジションなのかなと思っていたが、しっかりと続編らしい。
前作をみたことがないのでストーリーが深く理解できなかった。
ウィキによると、
キーパーソンとなっていた老人が前作の主人公で、一緒に逃走した恋人との間に生まれた子供が今作では世界を変える鍵となっているということから、レジスタンス的なポジションの組織と政府軍的なポジションの組織で争いが始まりそう。
というのは置いといて
政府軍に誘拐されていた前作の主人公を離れ離れになっていた娘のもとに送り届けた今作の主人公が深くまぶたを閉じたというところで終わる。
こんな感じの認識であっているのだろうか。
SF小説を読むときも同じだが、最初の説明が大変に長いので疲労感は感じた。
特に、私は登場人物の名前を覚えるのが苦手で、5人以上の名前を覚えられないままストーリーが進んでいくことが多々ある。
本作の場合は、前作の続編ということもあり、説明自体は省いているように感じられたのだが、人物のつながりがいまいち掴み取れないまま主人公が謎を解いて、戦って、死にかけて、終わってしまった。
原作を読んでいたり、前作を視聴して世界観を深く理解してとしても、想像できる展開の二択のうちの「じゃないほう」をずっと選択して進んでいくので退屈なストーリーという評価は変わらないようにも思う。
一方で、シーンの一つ一つの画については
原作もとい原案はSFの金字塔であるフィリップKディック作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」であるという期待とプレッシャーに打ち勝ったと言ってもいいほどに、SF映画の中でも世界観の表現が素晴らしく、今後のサイバーパンクというカテゴリーに影響を与え続けているのもうなずける。
本当に、字幕が邪魔だと思った映画はこれが初めてだった。
シーンごとに美しい構図と明暗、計算された斜光、色使い、
どれもこれもが完璧であり、
どのコマを切って額縁に飾っていても美しいとため息をつく事ができるほどだ。
サイバーパンク2077をプレイしていた世界がそのままの町並み、地形が見れて感動した。